賃貸の家賃は人と人との交渉術

賃貸の敷金礼金無料のサービスが登場している理由

賃貸の敷金礼金無料のサービス 賃貸不動産を借りるときには、通常は敷金や礼金を支払うこととなります。
敷金は、賃借人が退去するまでの一切の債務を担保する目的で差し入れられる金銭です。
これは、退去時に債務がない場合や、差し引いて残額が出た場合には、借主に変換されます。
地方にもよりますが、関東ではひと月分が相場です。
一方、礼金は、大家に対して謝礼として支払われる性質の金銭で、敷金とは異なり、返還されない金銭です。
関東では支払わない物件が多いですが、関西では支払う習慣が多いです。
このように、賃貸借契約を締結するうえで避けては通れないのが敷金礼金ですが、最近はこれらが無料のサービスも登場しています。
その背景には、空室が増加していることにあります。
借りたいけれど、収入が低くて借りられないという人にとっては、これらが無料であることで借りやすくなります。
大家にしても、空室で収入がないよりは、賃料を得られた方がよいと考えます。
したがって、これらが無料の物件は、不人気物件であることが多いです。

賃貸の家賃は人と人との交渉術

賃貸物件の契約時に必要な費用は敷金、礼金、仲介手数料、前家賃などがあります。
敷金は大家さんに預けるお金で退去時には返ってきます。
礼金は大家さんへのお礼の費用なので契約時に一回払うだけで返ってきません。
礼金に関しては即入居希望を伝えたり、長く空室がでていた部屋でしたら一か月分くらいの値引きに応じてもらえる可能性は高いです。
交渉術のポイントとしては合理的な理由を伝えることと、大家さんの心に訴えることです。
例えば、物件情報サイトで同じ上演の物件の家賃との価格差を提示することや、あらかじめこちら側の予算を伝えた上で、値下げしてくれたらすぐに入居したいという気持ちを伝えることなどです。
この他にも引っ越しのピークが過ぎた4月以降の交渉することや、築10年以上の賃貸物件は一つの境目で10年超えると借り手が減るので、ここから交渉してみるのもよいかと思われます。
また、周辺にある物件と比較して高いのか安いのかを調べてそれを理由に値引きの話を持ち出すことや、日当たりが悪い、工場が近くになるなどマイナスがある部屋などはそれを理由にして交渉してみるのもよいかもしれません。
どの交渉術を使うにせよ、低姿勢でのぞむことが大切です。